426号(12年2月)

風評被害も乗り越えて〜地域復興の取り組み
(千葉県連合婦人会)

 東日本大震災では東北4県に加えて、関東の茨城県・千葉県も被災しましたが、全地婦連より支援金の一部をお届けした千葉県連合婦人会から、みなさまからの募金がどのように活用されたのかご報告いただきました。
 千葉県は、一部地域で津波の被害を受けた他、住宅の倒壊、東京湾に面した地域等の液状化やインフラの被害、原発事故に伴う風評被害による農業・漁業への影響が非常に大きくなりました。
 津波被害地域には加盟団体が無かった一方で、従来から農業・漁業が盛んな地域の加盟団体も多いことから、千葉県連合婦人会では支援金を地域復興・活性化につなげる事業に広く活用することを決定し、各地で取り組みを実施しました。
(なお千葉県連合婦人会には、総額125万円ご支援しました)

<地場産品で健康づくり&職農応援>

 千葉県連婦では今年度の事業として、(財)ちば県民保健予防基金事業による「カンタン骨元気料理講座」の開催を予定していましたが、震災と原発事故により、千葉県産品の買い控えや観光に大きな影響が出ました。
 そこで支援金を活用させていただき、「ちば応援隊事業」として地元産の材料をふんだんに取り入れた形で料理講座を開催。今後も千葉の農産物・魚介類の消費促進活動へつながるよう工夫しました。
 材料にはアサリ・イワシ・サバ・アジなど千葉県産のさまざまな魚介類や野菜、米粉などを使用しました。
 イワシの昆布巻(九十九里町)、アサリ丼・アサリ飯(浦安市の郷土料理)、米粉を使ったシチューやお菓子(勝浦市)、さつまいもを使ったコロッケ(東庄町)など、和洋さまざま広がりがありました。

<「ちばめぐり隊」の取り組み

 千葉県が「がんばろう!千葉」キャンペーン第二弾として開始した、積極的に県内の観光地等を訪れることで千葉を元気にする「ちばめぐり隊」に千葉県連婦も参画して各地で事業を実施。
 キャンペーン用ののぼり旗が提供されましたが、補助金は出ませんので、千葉県連婦が支援金による補助の仕組みを作り、加盟団体が主体となって、県内の魅力ある観光地の視察・発掘と会員への紹介、直売所での買い物、地域活性化イベントへの参画などを通じて、息の長い地域の復興・活性化へとつなげました。
 例えば、水郷佐原の町めぐり、津波の被災地である旭市の視察、館山市指定史跡寺山地下壕見学、婦人保護施設「かにた村」視察、横芝光町が舞台となった映画「アンダンテ〜稲の旋律」チャリティ上映会での炊き出しなどです。

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