416号(11年4月)

防災に役立てよう!製品安全セミナーの知識
災害や停電で火災事故や一酸化炭素中毒を防ぐには

火災事故や一酸化炭素中毒を防ぐには?

 東日本大震災の影響により、多くの地域で電気、ガス、水道の供給が止まりました。余震の続く中、放射性物質の流出や計画停電などもあり、復旧に時間がかかっています。
 全地婦連では2010年度、加盟団体とともに20カ所で、製品安全セミナーを開催しました。今こそ、その知識を災害時の事故防止に役立てましょう。セミナーで講師をお願いした製品評価技術基盤機構(NITE)では、災害時の製品事故防止のため、次のような注意喚起を行っています。

火災事故を防止するために

1.地震がおきたら

使用中の電気製品のスイッチを切る。アイロンやドライヤーなどの熱器具は火事の原因になりやすいので、プラグをコンセントから抜く。

2.家の外へ避難する時

電気の消し忘れによる事故を防ぐため、ブレーカーを必ず「切」にする。

3.停電から復旧する時

(1) 停電復旧前にすべてのブレーカーを切り、すべての電気製品のプラグをコンセントから抜いておく。
(2) 電気製品の外観を確認し、異常があれば使用しない。(※1)
(3) 電源コード、プラグ、テーブルタップ、延長コードに傷や折れがないか、また、コードが家具や荷物に踏まれていないか確認し、異常があれば使用しない。(※1)
(4) 水に浸かった電気製品は使用しない。(※1)
(5) 落下や転倒など強い衝撃を受けた電気製品は使用しない。(※1)
(6) ブレーカーを入れ、必要な電気製品のプラグをコンセントに差し、様子をみながら使用する。発煙や異臭を感じたら、直ちに使用をやめる。

4.計画停電の時

ブレーカーを切り、電気製品のプラグをコンセントから抜く。

※1 電気製品の外観、電源コード、プラグ、テーブルタップ、延長コードに異常があるもの、水に浸かったものや強い衝撃を受けたものは、必ずメーカーや販売店の点検・修理を受けて下さい。

一酸化炭素中毒事故防止のために

1.石油ストーブ

石油ストーブを閉めきった場所で換気を行わず長時間使用すると、一酸化炭素中毒(※2)になるため、定期的に換気をしながら、十分注意して使用する。

2.七輪

七輪で練炭等を使用する際、閉めきった場所で使用すると、一酸化炭素中毒になるため、使用中は必ず換気をする。

3.カセットこんろ

(1)カセットこんろ用ボンベは、切り欠き(凹部)部を、カセットこんろ本体の容器受けガイド(凸部)にしっかり合わせて、正しく装着する。
(2)カセットこんろを覆うような大きな鍋や鉄板は、ボンベが加熱され爆発することがあるので使用しない。
(3)カセットこんろを閉めきった場所で換気を行わず長時間使用すると、一酸化炭素中毒になる恐れがあるため、定期的に換気をしながら、十分注意して使用する。

4.携帯発電機

(1)携帯発電機の運転中に出る排ガスには、一酸化炭素が多く含まれているため、屋内で絶対に使用しない。
(2)屋外でも換気が悪い場所で使用すると、一酸化炭素中毒になる恐れがあるため、換気の良い場所で使用する。

※2 ガス、石油や炭などを燃焼したとき、新鮮な空気が不足すると不完全燃焼を起こし、一酸化炭素(CO)が発生します。一酸化炭素は、無色・無臭のため気がつきにくく、また、血液中のヘモグロビンと結合しやすいため、微量でも血液中に取り込まれると血液の酸素運搬能力が低下し一酸化炭素中毒となって死に至ることがあり、非常に危険です。

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