392号(09年4月)

女性・消費者の視点で防災学習会

宮城県地婦連の学習会の様子
 全地婦連では2006年度より、今の時代にふさわしい形で、女性・消費者の視点にたった防災学習会事業に取り組み、毎年全国各地で創意あふれるさまざまな防災学習会が展開されています。そこで、2008年度の取り組み状況についてご報告します。
 LPガス安全委員会の協力を得て取り組んでいるこの防災学習会事業では、家庭内の安全対策や避難生活上の課題などについて、女性・消費者の視点を重視し、女性・子ども・高齢者などが災害時におかれうる状況を意識して、より一層実践的に学ぶものす。
 また、大規模災害時はガス・水道・電気などのライフラインが止まり、復旧にも時間がかかる場合がありますが、その中でどうやって食事や衛生などの問題をのりこえていくのか。小規模分散型エネルギーのLPガスを題材に、都市ガスエリアも含めて、災害時のエネルギー問題を考える内容にもなっています。
 2008年度は北海道から沖縄まで、全国39ヵ所で、あわせて約5千700人が学習会に参加しました。いくつかの取り組み事例を紹介します。

 学習会では、防災政策担当者を招いて基礎的な対策内容を聞くと同時に、まだ取り組みが遅れている、女性の支援(着替え場所や治安面の配慮、妊産婦や乳幼児への支援など)についても考えました。また、できるだけ地域のさまざまな団体・年代に参加を呼びかけて連携を深めることで、災害時の助け合い活動がよりスムーズになるようなネットワーク作りも意識しました。

○志賀町女性団体協議会 (石川県)
 初めに石川県エルピーガス協会よりLPガスの災害時対応について、次に県危機管理室と志賀町生活安全課から自主防災の取り組みについてお話がそれぞれあり、最後に会員の能登半島地震の被災体験談も共有しました。

○鳥取県
 東伯郡連合婦人会主催の学習会では、はじめに町長と社会教育協議会長のあいさつのあと、午前中は起震車体験と消防署のお話に続いて、鳥取県エルピーガス協会のお話。お昼を食べながら、オレオレ詐欺や医療現場についての寸劇を上演、午後は地元医師会会長の講演を軸に、高齢者の医療問題を考えました。
 八頭郡、西伯郡の学習会でも、地元自治体防災担当職員から災害危険予測や具体的な対策、自主防災組織の位置づけなどを学んだり、女性の視点からみた防災対策について考えました。

○玉名市地域婦人会連絡協議会(熊本県)
 区長・PTA・消防団、男性の参加やこうした研修に初めて参加した人もいた。一緒に実際にガスを使って炊き出し後、熊本県エルピーガス協会のお話、日赤による救急法の研修なども実施した。

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