370号(07年6月)
はちみつ屋さんのにが〜いお話
 はちみつ業者で構成されている社団法人・全国はちみつ公正取引協議会は、平成18年度の定期検査で、規約に反して人工甘味料等を混ぜた疑いのある商品を確認していながら、業者に対し注意だけで済ませて十分な調査を行わず、公表や公正取引委員会への報告を怠っていたことが新聞報道で明らかとなりました。
 同協議会は、事業者団体が景品表示法に基づき定められた表示や景品に関する自主的ルールに則り、適正表示が確保されているのか指導・監督する立場にあります。協議会に対しては、公正競争規約の適正な運用に努めてほしいと期待していただけに残念な事態です。
 また、全国はちみつ公正取引協議会は社団法人です。役員である「監事」は、会計及び業務の執行状況を監査し、不正の事実を発見したときはこれを総会または内閣総理大臣に報告すること(寄付行為第14条の5)などを定めています。
 事態が明るみに出て、同協議会は再生に向けて第三者委員会を立ち上げました。こうした取り組みと合わせて、法人として本来果たされなければならない責任が執行されていたのかも、検証が必要ではないでしょうか。
 また、各種公正取引協議会の役員等のポストには、公正取引委員会OBが就任しています。公正取引委員会側にはOBが天下っていることから、協議会に対する指導・監督に甘さがあったのではないでしょうか。
 行財政改革の中にあって、公正取引委員会は人員も予算もふえ、経済の番人として「闘う公取」と消費者の信頼も厚いものがあると感じています。ついては、公正取引委員会は、各種公正取引協議会とめざすべき方向を改めて確認をしあい、委員会、協議会が一体となって進んでほしいものです。。

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