360号(06年8月)
拙速な米国産牛肉の輸入再々開

 8月7日、再開後最初の米国産牛肉が日本に到着しました。
 今年1月に、米国から輸入した牛肉に危険部位が混入したことを受けて、日本政府は、米国産牛肉の輸入を中断していました。そして6月24日から7月23日まで行われた米国での現地調査を受けて、日本政府は7月27日に、米国産牛肉の輸入再々開を決定しました。
 しかし、6〜7月に行われた現地調査の結果についての消費者へのリスクコミュニケーションを行う前に、輸入再開は決定されました。
 米国でBSEに感染した牛が見つかって以来、日本の消費者は安全が確保されない限り米国産牛肉の輸入を行わないよう求めてきました。そして、安全へ確信が持てないままに昨年12月に一度輸入再開が決定されましたが、その直後の今年1月に問題が見つかり、輸入は中断されました。
 前回の再開合意の前提となる、米国内での安全対策が完全でなかったことがすぐに明らかになったわけですから、再々開にあたっては、念には念を入れて現地を調査するとともに、その結果を十分なリスクコミュニケーションを行い、消費者の納得を得たうえで、再々開を検討すべきです。
 今回の輸入再々開が拙速であることを強く抗議するとともに、輸入牛肉の安全性確保のため万全な対策をとるよう、引きつづき求めていきます。
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